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ある理由で、母のお店を営業妨害するかのように横暴だった人がいます。 いちげんさんに対して「お前、〇〇(社会では許されない差別言葉)か?」と普通に聞いたり「おい!てめぇ!」と怒鳴られたり…。
母も「困った」と頭を抱えていて、私も悩んでいる母が心配でたまりませんでした。 しかし、彼を店内で横暴にさせていた理由が氷のように溶けていって突然性格が柔らかくなりました。 言葉はまだ悪いけれど…でも心が優しい。昔でいうガキ大将のような…そういう感じの方なんだと、いつしか母の気持ちにも変化がありました。
この前、久しぶりに彼は暴れました。私達は《どうしたんだろう?》と…そしたら自然と彼から話しました。
「実はさ、すぐ上の兄貴が死んだんだ…だけど自分は家族と喧嘩して家を飛び出した身だから葬式に行けない。それがすごく悔しくて…」 涙を流しながら、語りました。 母も泣きました。「辛かったね」と。
私達の間にはもう“亀裂”というものはありません。本音で語り合う仲になりつつあります。
今日も来て下さって、カラオケで盛り上がりました。そして彼なりの優しさで私達を笑わせてくれました。
実は彼は『全ての居酒屋から嫌われている』というレッテルを貼られています。 いつか、そのレッテルが剥がせる事が出来たらなって思っています。
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